「とにかく種を蒔く」【交換日記】~vol.230

みなさん、ご無沙汰しています。
静岡県在住、趣味はミミズコンポストの伴です。

前回のメルマガは2月ごろに送信したので、約半年ぶりに書かせていただきます。

前回は自分が全く経験のなかった農業をなぜ始めたのかみたいなことを書きました。
今回は自分がしている有機農業での「こだわり」とそのこだわりの弊害みたいなことについて書こうと思っていたのですが、
ここ最近の暑さで農作業のスピードが落ちている自分に喝を入れる意味も込めて、有機農業を継続していくための秘訣についてお伝えします。

「とにかく種を蒔く」

結論から言うとこれに尽きるかなと思います。

特に自分がやっている有機農業ですと
農薬や除草剤を使わないので、栽培の途中で虫に食べられてしまったり、作業が追いつかなくて雑草に飲み込まれたりと、いろいろな要因で野菜ができないということが起こります。

もちろんこのあたりは経験や技術習得によって成功率を上げていくことは可能ですが、まだまだ経験が浅い時は「せっかく種を蒔いたのに野菜が収獲できない」ということがよく起こっていました。(もちろん今でもあります。)

そんな時に「もう一度 種を蒔いてもどうせ虫に食べられるから、今日はちょっとパソコンで次シーズンの計画でもしようかな」とか「この時期は今から種を蒔いてももう間に合わないから諦めよう」とか弱音を吐いて現実から逃げてしまうのと、
重い腰を上げてでも「とりあえずもう一回蒔いてみよう」と行動しておくことで数ヶ月先の収穫状況や収益は全く変わってきますし、

ここが個人的には一番大きなポイントだと思うのですが、
「自分のメンタル」に大きく影響します。

前者のように逃げてしまうと、やはりだんだんと畑に足を運ぶこと自体が嫌になってしまうのです。
逃げていることを自覚しているために後ろめたい気持ちが芽生えてそれがより負の連鎖を引き起こしているような感じです。

逆に後者のように無理矢理でも次の行動に移すことをしていれば、次の結果が多少よかったりと何かしら物事は好転して前向きな気持ちを保つことができやすくなるのかなと思っています。

なので、とにかくひたすら手を止めずに「種を蒔いていく」ことが自分のやっている農業では大切だなと感じています。

と言うことで、これだけ暑いと草がどんどん伸びて除草作業に追われる日々が続いています。
暑くて汗と土ででろんでろんになるし、エアコンの効いた部屋にいたいなとか思いますが、
とにかく「種を蒔く」準備をするしかないよと改めて自分に喝をいれさせていただきました。

最後まで読んでくださってありがとうございます。
もし皆さんもうまくいかないことがあれば、悩むことは一度ストップして何かの「種を蒔く」のもいいかもです。

これは余談ですが、
しばらく農作業と子育ての忙しさを理由に皆さんのメルマガへの返信をサボっていたのですが、やはりそのことに対しても後ろめたさみたいなのを感じていました。
そのタイミングで つるけんさん が「フィードバック全然ないよ」みたいなことを言っていて、その指摘もあって返信することをぼちぼち始めたのですが、
やっぱり多少でも行動に移すと気分がいいものだなと感じています

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